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血圧とは
血圧は
血管の圧力に打ち勝つように、血管に送る圧力のこと。
血圧は心拍によって変化します。収縮期とは最高値を弛緩期は最低値をいいます。
最高血圧は130mmHg以下が正常です。
日本高血圧学会では、最高値130~139mmHgで最低値85~89mmHgが正常としています。
血圧を左右する因子
血管の弾力性
弾力がなくなることで上昇(動脈硬化など)。高齢者の重要な要因。
末梢神経の抵抗
小動脈や毛細血管が収縮して抵抗が高まる。若年者の重要因子。
心臓からの駆出力
運動時に増加して、血圧が上昇。
血管内の血液量
血少なくななどると、血圧は下降。
神経・化学物質
交感神経の緊張など。
高血圧の種類
Pageのモザイク節によると。。。
高血圧には、原因となる基礎疾患が分かっている2次性高血圧と、分かっていない(本能性高血圧症)1次性高血圧とがあります。
約90%が原因がわからない。
一時性の高血圧は体質・家系・遺伝・生活習慣・環境(ストレス・過労)などが複雑に混在。
一日の生活を通しても、血圧は多くの要因によって、上昇や下降を繰り返しています。
減塩のすすめ
食塩を多くとる国・地域では、高血圧の発生率が高い。
食塩の中でも問題はNa(ナトリウム)。
Naは水分を引き連れた形で出入りします。そのため、食塩が水を引き込み、細胞外液を増加させ循環する血液量が増えてしまいます。心臓の負担が大きくなって、血圧を上昇させるのです。
高血圧予防には減塩が必要で、1日7g以下に抑えることが理想的。
最高値160~179mmHg、最低値100~109mmHgであれば、
減塩と肥満防止、運動の生活習慣の修正を行います。
最高値180mmHg以上、最低値110mmHg以上の場合は、
降圧薬がを用いる必要があり、合わせて生活習慣の修正をしていきます。
低血圧
一般に最高値が100mmHg以下の場合を低血圧。
その多くは、原因が分からない遺伝的な体質によるものが多い。
女性に多く特にやせた無気力な人に多く見られます。
それに対して、
大出血、ショック、貧血、極度の栄養障害、急性の心臓病などによっておこる低血圧を二次性低血圧(症候性低血圧症)といいます。
また、突然立ち上ったときに、めまいやたちくらみを、起立性低血圧。
これは、自律神経失調症などで血管運動神経がうまく働かない場合、重力の作用で血圧が下半身にあつまり脳に十分供給されないために起こるものです。
お子さんが朝礼などで脳貧血を起こして倒れるのも、個の型の低血圧の一つ。