カフェインとは
カフェインは植物の葉や幹に存在します。苦み成分です。
お茶・コーヒーの香りの元です。
コーヒーの香りは本当に良いですよね~
焙煎によっても殆ど変化をせずに、その苦み成分の香りが残ります。
カフェインの多い食品では、一般的にコーヒーが挙げられますが、お茶の方が多いのです。
お茶は3~4%、紅茶が2~3%、コーヒーは1%ほどです。
カフェインの作用
カフェインには眠気覚まし、心収縮の増強、気管支拡張、利尿作用などいろいろあります。。。
カフェインは、慢性的に多量に取ると、中毒(カフェインなしでいられない)になることも。
覚醒作用
カフェインはアデノシンという情報伝達物質の作用を抑制して、
覚醒作用を起こします。眠気防止や疲労除去のはたらきがあります。
また、思考能力や集中力がアップする効果も。
交感神経興奮作用
交感神経が興奮するということは、
心筋の収縮力を増大し、気管支が緩み、脳細動脈が収縮、脂肪燃焼の増加、利尿作用が増加するという効果が引き起こされるのです。
また、脳の細動脈を収縮させることで鎮痛作用(痛み止め)の効果も生じることがあります。
カルシウム放出作用
最近、カフェインと骨粗鬆症との関係が報告されています。
カフェインはカルシウムの貯蔵庫からカルシウムを細胞質内へ運びます。
また、骨にあるカルシウムを放す作用もあります。
そのため、コーヒーを1日に3杯以上野武と骨粗鬆症の原因になることが報告されているのです。
コーヒーと発癌効果
矢ヶ崎一三氏氏は、紅茶、緑茶、ウーロン茶や大豆をはじめとする豆類が含む成分とそれが体に与える影響について調べている。
「コーヒーにほんとうの発がん予防効果があるかどうかは、今後の疫学研究によって明らかになる。
すでに毎日5杯以上コーヒーを飲むと肝臓がんの発症リスクが低減するという疫学研究のデータも出ています。
これまで数百年にわたって生き残ってきたコーヒーには、なんらかの有用性があるはずです」
と話しています。
また、国立がん研究センターがん予防・検診研究センター予防研究部長の津金昌一郎氏によれば、
「ほとんどコーヒーを飲まない人の肝臓がん発生率を1とすると、毎日1~2杯飲む人の発生率は0.52、毎日5杯以上飲む人は0.24だった」
と報告しています。
男性の場合、コーヒーを1日3杯以上飲む人は、すい臓がんにかかるリスクも4割下がる。
さらに、女性の子宮体がんや大腸がんの予防にも効果があるというデータも存在しています。
効果もあるけれど、害もあるカフェイン。
つまり飲みすぎはよくないということですね!!